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バンド好き男がライブやCDの感想を書いてます

Ivy to Fraudulent Gameの”完全”があった

大学生権力でまだ夏を謳歌(別に海やらプールやらに行くような万人の描く夏では無い)しています

 

そんな僕の夏に最強の刺激を与えてくれたのがこちら


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Ivy to Fraudulent Gameの2ndフルアルバム”完全がない”

 

最初にまずいうとしたらこれで完全じゃないんですか?と言いたい

おおよそメジャー2枚目の完成度じゃないよこれは

これで完全じゃないとか末恐ろしい...

 

と言いたくなるほどの最強のアルバム

間違いなく2019年トップクラスのアルバムだと自信を持っておすすめします

 

 

まさに”Parallel”が広がるアルバムの世界観

前作”回転する”は廃盤の再録曲がかなり多く、メジャーデビューまでのアイビーの総まとめと数曲の新曲で示したこれからのアイビーを1枚で表現したアルバムだと思っています

それに対して今作は再録一切無しのガチのオリジナルアルバムとして”今のアイビー”が存分に詰め込まれた1枚になっていると思います

 

既発曲”Parallel”、”Memento Mori”、”模様”だけ見ても全部方向性として違うし、ここからどうアルバムとしてまとめるのかと思っていましたが圧巻

 

アルバム曲単体で見るとかなり方向性の異なる曲が散りばめられていますが、それをうまく1枚にまとめたのは2曲のインストの効果が大きいように思います

 

まず1曲目の”Carpe Diem”はアルバムの幕開けとしてアイビーの世界に一気に引き込むインストとして、

そこからはアイビーの王道ともいえるポストロック感満載のちょっと暗めの曲が並びます

”無常と日””真理の火””無色の声帯”のこの並びマジで好きです

どっぷりとアイビーの世界観に浸っていける最強の流れだと思います

ここで何より驚くのが”無色の声帯”がのぶさん曲だということ

 

この暗め3曲からの”Only Our Oath”

ここがアルバムの後半戦開始を告げるSEになるように感じます

そこからの”Parallel”

曲調としては前半からの暗めの流れかと思いきや僕はこれに意味があると深読みしました(多分考えすぎです)

 

Parallel=パラレルワールド=平行世界

 

前半の暗めとは一転”Oh, My Graph””模様”と明るめの曲が並ぶ、まさに平行世界のように全く違うアイビーの一面が並ぶという曲順

ここに”Parallel”が来た意味はそこにあるのではと勝手にアイビーすげーとなっています

 

そしてラスト”賀歌”

色んな面を見せてきてもやはりラストはアイビー節全開だけどスケール感があって歌詞もいい

この幅広いアルバムを締めくくるのにふさわしい曲だと思います

 

全曲いいので是非アルバムで聞いて欲しいのですが強いて1番好きな曲を挙げるなら”真理の火”ですね

イントロからガッツリ曲の世界に引き込まれてアイビーの世界でトリップするような感覚になります

これがDVDとしてついているZeppダイバーシティの頃には完成していたとは末恐ろしい...

ライブで聞くのが楽しみな1曲です

 

 

もちろんですがツアーはチケット最速先行でとりました

BIG CATいきます

ファイナルZepp Tokyoもそうですが大阪もついにビッキャまで来たか...

今ツアーでさらに人気を上げて改修工事終わり次第聖地武道館でアイビーの音楽をかき鳴らして欲しいですね...

そんなアイビーの革命を予感させる1枚でした

 

マジの傑作ですこれは

みんな聞いて本当に頼むから